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物理学演習B(第15回) 1991年10月15日 (飯高) (復習テスト)

問1 x=0に等しく、かつでゼロになるまでは xとともに一次的に変化し、|x|>aに対してはゼロであるような ポテンシャル中での質量mの粒子の一次元の運動に、WKB近似を 適用せよ。の場合、この近似法によって 得られるすべての結合エネルギーの準位を求めよ。

問2 一次元の調和振動子を考える。

a.
行列要素,, ,および を求めよ。
b.
エネルギー固有状態に関してとった運動エネルギーと 位置エネルギーの期待値に対して、ビリアルの定理が成り立つことを 確かめよ。

問3 1次元調和振動子のポテンシャル中にある1粒子を考察する。 t=0で状態ベクトルが

のように与えられたとする。 ここでpは運動量演算子であり、 aは長さの次元を持つある量である。 (これは、調和振動子のコヒーレント状態 と呼ばれる状態で広い分野で応用されている。) 波動関数はどのような形をしているか。 また、ハイゼンベルク方程式を 用いて、期待値に対して計算せよ。



Toshiaki Iitaka
1996年07月25日 (木) 20時44分21秒 JST