で記述されている。、およびは エネルギーの次元の実数で、とは、 とは異なるある観測量の固有ケットである。エネルギー固有ケッ トと、 対応するエネルギー固有値を求めよ。答の正しいことを に対して求めよ。
[解答]
問9で求めた次の関係を用いる。
と表しておこう。 ハミルトニアンをとを基底 とする行列で表示 すると
と書ける。ただし、
となる。式(7)より、の固有値、固有ケットが分かる。 固有値
に対して、固有ケットが
また、固有値
に対して、固有ケットが
である。ただし、、は、式(8) の をつかって
によって与えられる。 のとき、式(8)より だから、
となって正しい答をえる。