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物理学演習B (第4回) 1991年5月28日 (飯高) 平行移動

  1. ブラ・ケット代数を用いて、次式を証明あるいは計算せよ。
    1. Aがエルミート演算子でその固有値がわかっているとき、    のブラ・ケット形式
    2. が完備で と書くとき、
  2. 有限の空間変位を行う平行移動演算子は、 を運動量の演算子として で与えられる。
    1. を計算せよ。
    2. 上式または他の式を用いて、期待値 が平行移動によりどう変化するかを示せ。

  3. 波動関数が、で 定義されることを思い出して、次式を証明せよ。

    [電磁気]

  4. 電磁場の遅延ポテンシャルは、

      

    であたえられる。

    電荷の分布している領域が原点O付近に限られているとして、 「電気双極子近似」の範囲で電磁ポテンシャルが、

      

    となることを示せ。 ここで、Qは電荷の総量、は電荷分布の双極子 モーメント である。

  5. 電気双極子近似のポテンシャル(3)(4)を 用いて、遠方での電場、磁場が、

    と書けることを証明せよ。ただし、



Toshiaki Iitaka
1996年07月25日 (木) 20時44分21秒 JST